(2) 入院体制

 郡山市が所属する県中医療圏における感染症指定医療機関は、公立岩瀬病院1ヵ所であったため、Covid19感染症が感染症法に基づく指定感染症に指定された2020(令和2)年2月1日時点で、Covid19感染者を入院させる医療機関は郡山市内にはなかった。このため、初期の数例は、市外の感染症指定機関に入院した。感染者の増加に対応するため病床確保を進める国の方針により、福島県は感染症指定医療機関以外の病院における入院病床も確保することとなり、郡山市内では、南東北第二病院と星総合病院において入院病床が確保され、2020(令和2)年5月以降の感染者は郡山市内の医療機関に入院することとなった。その後、郡山医師会の協力により、最大時、市内10ヵ所の病院において124床の入院病床が運営された。