当初、地域保健課感染症係を中心に業務を行っていたが、感染者数の急増に備え、感染症係体制の拡大を想定し、2020(令和2)年5月7日から感染症係を保健所4階の多目的ホールに移動し、保健所対策本部を開設した。その後、感染者数の拡大や感染対策の推移に従って、班の新設や統廃合を繰り返しながら適時・適切に本部体制を変更してきた。以下に主な班の活動実績について紹介する。「患者搬送班」は、入院、検査が必要な834人の感染者を搬送した。「自宅療養者への物資支援班」は、パルスオキシメーター8,899件、食料1,187件を患者宅に配送した。検査班は、2020(令和2)年4月からPCR検査を開始し、検査機器2台で1日最大48件の検査能力を確立し、期間中13,889件の検査を行った。
この間、福島県、県中保健所、三春町、星総合病院、郡山看護業務連絡協議会からは保健師等を、総合南東北病院、土屋病院、会津医療センター、福島県立医大、国立感染症研究所からは感染症専門医等を保健所対策本部への派遣協力を受けることができた。