約3年間に及ぶ感染症対策において、郡山医師会等関係団体・市内主要病院の協力なくして今日を迎えることができなかったと考えており、ここで関係団体の取り組みについて触れておく。
一般社団法人郡山医師会は、期間を通じて病院長会議を7回、シンポジウム等研修会を5回開催した。また、医師会員への協力依頼に関する医師会長、保健所長の連名通知を25回発出するなど医師会・保健所の密接な連携の元、各種の保健医療対策が推進された。2020(令和2)年5月7日に開設された郡山市発熱外来診療所への会員派遣を行い、2021年8月には自宅療養者に対する診療医療機関の募集を行った。予防接種業務については、医療従事者等への先行接種、個別接種機関の募集、集団接種会場への医師、看護師、事務職員の派遣等あらゆる課題に対して迅速・適切な取り組みで大きく貢献した。
一般社団法人郡山歯科医師会は、会員に対する情報提供に努めるとともに、集団接種会場への歯科衛生士等の派遣協力をした。
一般社団法人郡山薬剤師会は、会員に対する情報提供に努めるとともに、2021年8月からは遠隔診療に伴う配送協力薬局の募集、2021(令和3)年4月からは集団接種会場への薬剤師の派遣協力をした。特に、薬剤師がワクチン充填を行ったことは特筆すべきことで、安全なワクチン接種に大きく貢献した。
郡山看護業務連絡協議会は、予防接種業務に従事する看護師確保を図るとともに、自宅療養者支援のため看護師確保に協力した。