9月9日の「救急の日」に合わせて、郡山医師会や県病院協会、医療機関、消防署などが、市民や小中高の教員、警察官などを対象に心肺蘇生法やAEDの使用方法などについて講習会を行った。また、太田西ノ内救命救急センターの篠原一彰所長は、「心臓が止まると5分で脳死につながる恐れがある。救急車を待っていては危険だ。心肺蘇生をして待つことが大前提」(『福島民報』2019年9月8日)と強調した。さらに、ヨークベニマルは、2021(令和3)年11月に全236店舗にAEDを設置し、従業員に救命救急講習を定期的に実施し、来店客などの救急事態に対応できる態勢を整えた。
郡山地方広域消防本部は、救命救急士の活動の機材を搭載した救助工作車1台と高規格救急車2台を2014(平成26)年1月に導入し、救急車20台中11台が高規格救急車となった。また、資格を持たない救助者が重症外傷病者に遭遇した場合の研修会を田村署小野分庁舎で開き、警察官や郡山消防本部から約25人が参加し、対応方法について模擬体験を行った。