生きがい対策は、高齢者が社会の一員として生きがいをもって生きいきと活躍していくことで、健康長寿社会の実現に向かっていく重要な取り組みの一つである。継続されてきた支援を、2021(令和3)年度から社会参加の促進、生涯学習等の支援、高齢者の就労対策と、三つに区分して支援をしている。
まず、一つ目に社会参加の促進は、1.高齢者健康長寿サポート事業、2.いきいきデイクラブ事業、3.老人クラブ活動、4.市民活動・地域活動の参加促進(協働のまちづくり推進事業)、5.三世代交流事業があり、高齢者が地域活動やボランティア・趣味などを通して積極的に社会参加することは、高齢者の生きがいや健康維持に加え、孤立防止の効果が期待される。二つ目の生涯学習等の支援では、1.長寿社会対策推進事業(あさかの学園大学)、2.公民館の定期講座開催事業、3.生涯学習支援事業、4.高齢者作品展・スポーツ大会等の開催、5.ICTの活用があり、参加を通して知識を深めるばかりでなく、仲間づくりや生きがいづくりを提供した。三つ目の高齢者の就労対策は、1.高年齢者就業機会確保事業、2.介護資格取得費用の一部助成、3.農業における高齢者の活躍があり、意欲ある高齢者が働き続けられるよう、就業できる環境の整備を推進した。