5 軽費老人ホーム・ケアハウス

 軽費老人ホームは、高齢等のため独立して生活するには不安がある方、または自炊ができない程度に身体機能の低下が認められる方で、家族による援助を受けることができない方を入所させ、無料または低額な料金で食事サービスその他日常生活上の必要な便宜を提供し、安心して暮らせるように支援する施設である。軽費老人ホームの中でも、低所得で一人暮らしをしている高齢者を対象としたケアハウスは、自立した60歳以上を対象とする一般型と要介護1以上かつ65歳以上を対象とする介護型の2種類がある。

 郡山市には、軽費老人ホームA型1施設、ケアハウス4施設が整備されている。軽費老人ホームA型采女の里やすらぎは、社会福祉法人郡山福祉会が運営し、安心して生きる喜びを感じて生活していただけるような支援をしている。

 ケアハウス光の森の家は社会福祉法人共生福祉会が運営し、「その人らしい生き方」を大事に。をモットーに地域の中で安心して生活が送れるように安全・快適な空間での日常を支援している。ケアハウス南東北ライフ館は、社会福祉法人南東北福祉事業団が運営し、併設施設があることにより、多くの方々と交流する機会があり、季節を感じられる行事を毎月行っている。ケアハウスはやまは、社会福祉法人くわの福祉会が運営し、入所者の一人ひとりが、生きがいを持ち、充実した生活、安心した毎日を自立して過ごせるよう支援している。ケアハウスグリーンライフ小磯は、社会福祉法人太田福祉記念会が運営し、入所者が介護を要するようになった場合も、できるだけ現在の生活が継続できるよう、各サービス機関と連携して自立生活を支援している。


参考文献

厚生労働省2021:(厚生労働省「令和3年社会福祉施設等調査の概況」〈https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/fukushi/21/dl/yougo.pdf〉参照2023年11月17日)

厚生労働省2020:(厚生労働省「障害児入所施設運営指針」〈https://www.mhlw.go.jp/content/12200000/000830488.pdf〉参照2023年11月17日)

福島県2022:(福島県『福島県総合療育センター事業概要令和4年度(令和3年度実績)』〈https://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/553188.pdf〉参照2023年11月17日)

福島県知的障害者福祉協会:(福島県知的障害者福祉協会『入所支援事業所アルバ』〈http://faid.jp/facility/detail/22.php〉参照2023年11月16日)

2.障害者支援施設 厚生労働省2021:(厚生労働省『障害福祉分野の最近の動向』〈https://www.mhlw.go.jp/content/10800000/000783177.pdf〉参照2023年11月17日)

福ひろば福祉:(福ひろば福祉『郡山市花かつみ豊心園』〈https://www.fukuhiroba.com/koriyama/fukushi/shisetsu/769/〉参照2023年11月17日)

厚生労働省2020:(厚生労働省『養護老人ホーム・軽費老人ホーム』〈https://www.mhlw.go.jp/content/12201000/000656699.pdf〉参照2023年1月18日)

厚生労働省2023:(厚生労働省『介護老人福祉施設・地域密着型介護老人福祉施設』〈https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/001131787.pdf〉参照2023年11月18日)

 

(廣野 正子)