(参考:「郡山市社会福祉協議会事業報告書」令和元年度・令和2年度・令和3年度より)
(1) 2019(令和元)年10月東日本台風(台風19号)
2019(令和元)年10月12日午後から~13日未明、郡山市に台風19号が接近・通過した。これにより人的被害や家屋被害、河川被害等の大きな災害が起こった。この台風による災害は災害救助法や激甚災害の指定を受けることになり、死者6名、浸水被害21,331世帯(全世帯の14.9%)もの被害があったと報告されている。市内には10月12日の午後から22ヵ所の避難所が開設された。
郡山市社会福祉協議会では2019(令和元)年10月15日から災害ボランティアセンター本部(事務局内)を設置・運営し、芳賀地域公民館に現地窓口の「芳賀サテライト」を、10月16日から日大工部学生駐車場内に「徳定サテライト」を設置・運営している。主な災害ボランティア活動の内容は、家財道具の搬出、畳だし、床下の泥だしなどで、延べ4,014名が745件の災害ボランティア活動を行っている。その際、近畿ブロックの都道府県社協・市町村社協延べ60名、県社協並びに県内の市町村社協延べ181名の応援を得た。また12月2日からは、「生活支援ボランティアセンター」として、被災された方の生活再建の困りごとや生活の不安、引っ越し先での心配事の相談などの生活支援にあたった。
(2) 2021(令和3)年2月 福島県沖地震
2021(令和3)年2月13日に発生した福島県沖地震により、郡山市では震度6弱を観測した。郡山市では家屋だけではなく、市内の文化財にも多くの被害が出た。この地震の際には郡山市社会福祉協議会では、2月15日から事務局内に「福島県沖地震ボランティアセンター」を設置・運営している。この時には、災害ボランティア活動者数延べ31名で倒れた家具の現状復帰や整理、部屋の片付け、避難所からの引っ越し支援等が延べ53件行われた。
(3) 2022(令和4)年3月 福島県沖地震
2022(令和4)年3月16日に発生した福島県沖地震では、郡山市で震度5強を観測した。郡山市社会福祉協議会では3月17日から「令和4年3月16日福島県沖地震災害ボランティアセンター」を設置・運営している。主な災害ボランティア活動の内容は、倒れた家具の現状復帰や整理、部屋の片付けなどで、延べ104名により延べ30件の活動を行っている。