(2) 空間線量の推移

 2011(平成23)年3月15日14時には、県郡山合同庁舎(3階での調査)で8.26(μSv/h)が観測された。その後、人の内臓高さである地上1mの点での測定に統一され、3月29日では、2.59(μSv/h)と低下している(図1)。

 郡山市役所地点では、2011(平成23)年3月29日と10年8ヵ月経過した2021(令和3)年11月30日で比較すると、2.57(μSv/h)から0.12(μSv/h)へと95.3%低減されてきた。

 また郡山市役所地点での年間追加被ばく線量は、同年3月29日、13.30mSv/年、10年8ヵ月経過した2021(令和3)年11月30日では、0.42mSv/年へと96.8%低減している(郡山市(2022年3月)(『郡山市の原子力災害対策第17版』)。


図1 市内空間放射線量の推移等
(出典:郡山市の原子力災害対策第17版,p1に加筆)