(2) 放射線安全管理学会との共催シンポジウムの開催

 2012(平成24)年6月28日から30日まで、放射線安全管理学会第9回6月シンポジウムが郡山市と日本保健物理学会の共催でビッグアイで開催された。初日は県原子力安全対策課主幹と市環境保全センター所長が基調講演し、県と市の放射能汚染の現状と初期対応を紹介したほか、食品の放射線安全に関するパネル討論が行われた。2日目は被ばく線量評価の状況、汚染低減活動と今後の対策のパネル討論が行われ、パネル3では、郡山市から除染活動が紹介された。3日目は一般市民向けの放射線勉強会と相談会が開かれ市民ら160人が参加した(『日本放射線安全管理学会6月シンポジウム』<https://symposium.jrsm.jp/>、『福島民報』2012年6月29日、7月8日)。

 翌年、2013(平成25)年6月13日から6月15日まで第10回日本放射線安全管理学会6月シンポジウムが共催によりビッグアイで開催され、1日目は、基調講演で福島復興の現状、3つのセッションでモニタリングデータの総まとめ、学会員の活動報告、健康リスクの考え方について講演と討論が行われ、郡山市の活動として「個人被ばく線量モニタリング」について発表された。2日目は、ペップキッズ郡山を会場にファミリー向け勉強会・相談会、郡山市民プラザで一般市民向け勉強会・相談会が開かれた(『日本放射線安全管理学会6月シンポジウム』<https://symposium.jrsm.jp/>)。