(3) 国連科学委員会(UNSCEAR)による2013年報告書の説明会

 2014(平成26)年9月6日に、国連科学委員会のカール・マグナス議長、マルコム・クリック事務局長他3名の専門家が来庁し、市長を表敬訪問した後(『福島民報』2014年9月8日)、同委員会の「東京電力福島第一発電所事故の健康影響に関する2013年報告書」についての説明会が特別会議室で開催された。対象として、医師や薬剤師、教職員、行政担当者など放射線の健康影響について他者に広く伝える職務に就いている人が招かれ、約150人が参加した。

 この中で、「原発事故で生涯に受ける線量は少なく、今後放射線による健康影響が表れる可能性も低いと判断した」とする報告書の内容が説明された(図19)。県内では、福島市と郡山市の2ヵ所で開催された(『福島民報』2014年9月7日、『福島民友』同9月7日)。


図19 説明会の様子(郡山市撮影)