(6) バークレー研究所と共催シンポジウム

 2015(平成27)年4月9日から16日の日程で、市長他4名の市職員と独立行政法人産業技術総合研究所福島再生可能エネルギー研究所所長代理1名が同行し計6名で、10日に開催された「放射線からの復興と今後の展望についての国際シンポジウム」に出席するため、サンフランシスコにある米国ローレンス・バークレー国立研究所を訪問した。市長が震災・放射能汚染被害と復興に向け、「郡山市からの展望」について講演した。他に日本からは、放射線医学総合研究所の酒井一夫氏、東京大学の高橋浩之氏、産業技術総合研究所の坂西欣也氏の3名が講演し、米国側からは7つの講演があった(『福島民報』『福島民友』2015年4月12日)。

 同日「災害復興地域コミュニティー研究所」の開所式も行われた。「放射線災害から復興するために都市では何が行われたか、その疑問は4月10日開催の「放射線からの復興と今後の展望」と題する国際シンポジウムの核心であった。」と紹介されている。

 翌年2016(平成28)年4月14日から15日まで、郡山市中央公民館を会場に、第2回レジリエント・コミュニティ国際シンポジウムが開催された。福島の復興、環境のレジリエンス、エネルギーのレジリエンス、地震のレジリエンス、放射線のレジリエンスについて、国内と米国の研究者や行政機関から講演があり討論が行われた(『福島民報』2016年4月15日、『福島民友』同4月15日)。


図21 講演する市長 (郡山市撮影)


図22 国際シンポジウムパンフレット