2013(平成25)年10月、産業技術総合研究所安全科学研究部門リスク評価戦略グループが開発したD-シャトルを用いた、個人被ばく線量の計測・評価実験に協力した。市職員5名がD-シャトルという放射線量をデジタル記録できる線量計とGPS機器をセットで身近に持参し、放射線量と位置情報を記録し解析した。県内の他市町村のデータと併せて解析した結果、市職員の被ばく線量は、年間で0.82~1.12mSvで、役所内の鉄筋コンクリート建屋の中で勤務中は低く、屋外作業中は高いなど、生活パターンでの違いが明らかになった(内藤ら『電子情報通信学会誌』Vol.98,No.2,2015;小型個人線量計とGPS・GIS技術を活用した外部被ばく線量の評価)。