(2) 市民の生涯学習参加

 老年人口の増加により「人生百年時代」がうたわれ、各職種で定年の延長が進められることで働くことへの意識が変化する一方で、趣味などで充実した人生を過ごすことの意義もいっそう強調されるようになった。その意味で公民館等の生涯学習施設は、仲間と集い、自主的な活動を進める場として、重要性が増してきた。また、情報通信技術の進展、特にスマートフォンやタブレットの普及は、若者ばかりでなく、高齢者の生活にも大きな影響を及ぼし、災害情報の入手など身の安全を守るためばかりでなく、趣味や仲間作りに積極的に生かす傾向も見られるようになってきた。それを受けて、公民館の講座にも高齢者対象のスマホ講座が設けられ、受講者を集めた。