(2) 中央公民館・勤労青少年ホームの事業

 中央公民館は、2015(平成27)年に地区地域公民館に関する事務が生涯学習課に移管されたことにより、「1 中央公民館の定期講座開催事業」「2 地域のびのび子育て支援事業」「3 心に響くハーモニー事業」「4 ICT活用啓発事業」などを柱に事業を進めてきた。

 「1 中央公民館の定期講座開催事業」は、「日常生活に必要な知識や技術の習得、個人の持つ関心や興味を喚起させ自己啓発に繋がる講座を開催する」ことをねらいとして、成人対象の「中央市民学校」や「市民大学」、また、女性学級である「はやまーゼ」、小学生対象の「中央キッズスクール」「はやまっ子」、また「団塊世代のための地域デビュー講座」等の事業を実施し、多くの参加者を集めた。

 「2 地域のびのび子育て支援事業」は、「少子化・核家族化等で孤立しがちな親子の仲間と居場所づくりを行うとともに、子育てに関する不安解消を図る」ことをねらいとして、「のびのび子育て広場」や「オープン講座」の開催、公民館スペースの開放等を実施して、多くの親子の参加があった。

 「3 心に響くハーモニー事業」は、毎年3回から4回、クラシックを中心にコンサートを開催し好評を博してきたが、2020(令和2)年と翌年は、新型コロナウイルス感染症感染拡大防止のため、中止された。

 「4 ICT活用啓発事業」は、インターネットやタブレットを利用することによって得られる便利さ、楽しさを気軽に学び、特に高齢者がネット環境に親しむためのきっかけづくりをすることを目的として、2015(平成27)年度より中央公民館や地区地域公民館を会場に、5回から7回実施された。

 次に、勤労青少年ホームは、東日本大震災以降貸館とほとんどの事業を休止していたが、2015(平成27)年4月の再オープンから、青年学級(ユースカレッジ木曜クラブ)、若手転勤者のための仲間づくり講座(はやまニア)、青年対象教養講座(ナイトカレッジ)を再開し、多くの受講者を集めた。