郡山市のまちづくりの基本である郡山市第五次総合計画(2008(平成20)年から2017(平成29)年)では、目指すべきまちの姿を「ともに学び、ともに育み、未来を拓くまち」とするとともに、まちづくりの原動力を私達の未来への願いと行動力であるとし、「市民力」を強調している。
また、郡山市民の文化力は、「文化の持つ、人々に元気をあたえ、地域社会全体を活性化させて、魅力ある社会づくりを推進する力」であるとし、それは「市の文化行政」と「市民の文化活動」を創造的につくりあげようとする意欲との相互関連性の中で培われるものであるとしている。このように「市民力」「文化力」については『郡山市史 続編4』第1節「文化の概況」に記述している。
このことからも、東日本大震災からの復旧、復興に「市民力」と「文化力」を活かすため、文化行政と市民文化活動の連携は欠かせないものと言える。