(4) 図書館サービスのデジタル化・電子化

 2019(令和元)年10月1日には、県内他市町村に先駆けて「電子書籍」の導入を図った。これは紙媒体ではなく、パソコン、タブレット端末等の電子的媒体を用いて書籍を閲覧するサービスであり、児童書を中心に、当初777タイトルから開始し、年度末の利用は913冊であった。2020(令和2)年度には2,171タイトルとし、貸出冊数も2,476冊に増加した。

 3年目の2021(令和3)年度末には5,005タイトル、7,798冊となり、確実に浸透している。

 来館せずに閲覧できる電子書籍の導入は、新型コロナウイルス感染症や、2度にわたる福島県沖地震などによる非常時の臨時休館中においても、図書館サービスを継続して提供できる貸出可能な資料として有効であった。

 なお、2022(令和4)年5月からは電子雑誌や児童図書の読み放題パックを導入予定である。近年、書籍以上に雑誌の電子化が急速に進行しており、将来展望を見据えて早期導入を図るものである。

 一方で電子書籍・雑誌については、図書館向けコンテンツが十分とは言えない点、利用期限がある書籍もあることから、半永久的に図書館の資料とはならず、長期的な資料性が欠如していること、同時アクセス数に制限があることなどの課題がある。

 2017(平成29)年8月の耐震改修工事完了に伴う中央図書館再開館にあわせ、中央図書館に保管されていた貴重資料・古書・古地図等の閲覧が自宅のパソコン等で閲覧が可能となる「デジタルアーカイブ」の供用を開始した。

 2019(平成31)年3月から「国立国会図書館デジタル化資料送信サービス」にも参加し、国立国会図書館のデジタル化資料のうち、絶版等で入手が困難な資料の閲覧が中央図書館内の専用端末で可能となり、デジタルコンテンツの充実を図ってきた。