2019(令和元)年度の後半から猛威を振るっている新型コロナウイルス感染症については、飛沫感染が主たる感染経路のひとつとされ、合唱などの発声を伴う音楽イベントは大きな打撃を受け、多数のイベントが中止となった。
2020(令和2)年4月に発出された緊急事態宣言を受けて、市民文化センターは4月18日から5月18日まで臨時休館した。
その後、感染症対策のために国や自治体の他、数々の業界ガイドラインが制定され、市民文化センターにおいても、建築物衛生法(建築物における衛生的環境の確保に関する法律)の基準に適合した適切な換気を実施する、座席を市松模様状にするなどにより定員を制限して密状態を避ける、舞台上の出演者についても公演するジャンルに合わせた適切な身体的な距離を確保する、手指消毒やマイクなどの舞台備品の除菌・消毒を徹底するなど、利用者が安心して市民文化センターを利用できるように独自のガイドラインを制定し、感染対策に努めた。