毎年の郡山市民文化祭(以下「市民文化祭」という。)は、文団連と中央公民館との共催として、実行委員会組織により運営され、8月から翌年1月までの6ヵ月間、市内各所で文化行事が行われる。
市民文化祭もまた、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響を強く受けることとなった。新型コロナウイルス感染症の流行以前の2019(令和元)年度は主催行事4、参加行事102、地区・地域公民館行事30の合計136行事が開催され、参加者数合計は22,525人、入場者数合計は60,815人であったが、感染が拡大した2020(令和2)年度には主催行事はすべて中止とし、参加行事は30、地区・地域公民館行事は2の合計32行事と大幅に減少、参加者数合計は2,150人、入場者数合計は6,829人と前年度の10分の1程度にまで落ち込んだ。2021(令和3)年度には主催行事は開幕式の1行事のみ実施とし、参加行事は48、地区・地域公民館行事は3の合計52行事となり、参加者数合計は2,372人、入場者数合計は8,975人と、いずれも前年度より増加したものの、依然として新型コロナウイルス感染症が開催に影響を及ぼした(図1)。