(3) 郡山バッハ研究会

 郡山バッハ研究会は、J.S.バッハ生誕300年記念の年である1985(昭和60)年2月に発足した。バッハの合唱曲を中心に、またバッハの作品の流れを継承した作曲家たちの宗教曲等を取り上げて、勉強、演奏している。定期演奏会では、プロのソリスト、室内楽と共演し、その高い音楽性に触れ、学べることに大きな喜びを感じている。発足以来2年に1度の定期演奏会を開催してきたが、2020(令和2)年には新型コロナウイルス感染症の影響により合唱活動が制限され、予定していた定期演奏会を断念せざるを得なかった。翌2021(令和3)年は、郡山市民文化センター(けんしん郡山文化センター)が地震により損壊、さらに新型コロナウイルス感染症による聴衆の人数制限等、困難な状況ではあったが、会場を中央公民館に変更したうえで第17回定期演奏会を開催した。

<2012(平成24)年〜2021(令和3)年の歩み>

・第13回〜第16回定期演奏会を郡山市民文化センター(2018(平成30)年からけんしん郡山文化センターの愛称を使用)中ホールにて開催。

・第17回定期演奏会を、郡山市中央公民館多目的ホールにて開催。

・2017(平成29)年、郡山市教育委員会より「教育関係優良団体」受賞。

・演奏曲

   J.S.バッハ作曲:ミサ曲ト短調、カンタータBV147、カンタータBWV98、

   カンタータBWV78、カンタータBWV4

   メンデルスゾーン作曲:Lauda Sion

   バーバー作曲:Agnus Dei

   モーツァルト作曲:Sancta Maria mater Dei

   ウェーバー作曲:ミサ曲変ホ長調

   ドヴォルザーク作曲:ミサ曲変ニ長調

   ケルビーニ作曲:レクイエム

   デュリュフレ作曲:レクイエム

・週一度の合唱練習を重ねている。

・発足以来、研修のため、プロの演奏を聴きに上京したり、バッハ関係の他団体と交流していたが、ここ数年はコロナ禍のために思うように出かけられないのが残念であった。