(4) 郡山ピアノ指導者協会

 郡山ピアノ指導者協会は、音楽とくにピアノ指導の研究を行い、会員相互の親睦を図り、併せて地域の音楽文化に寄与することを目的として1981年(昭和56年)に設立、第二木曜日を定例会とし、中央から講師を招き、指導者としての研さんに努めている。

 講座やレッスン等の成果を、「定期演奏会(郡山市民文化センター)」と「子どものための音楽会」として、交互に開催してきた。

 「定期演奏会」は、第17回(2012(平成24)年)・第18回(2014(平成26)年)・第19回(2016(平成28)年)・第20回(2017(平成29)年)・第21回(2019(令和元)年)に行った。特に第17回は創立30周年となり、指導者協会設立より会長として牽引された功績のある故尾上禎子氏を偲んでの特別な演奏会となった。また第19回は創立35周年を記念して三部構成で第1部ソロ・連弾・2台8手等での演奏、第2部ではディズニー音楽を、ピアノと、教室の生徒や桑野小学校合唱部の児童たちの合唱で楽しみ、第3部では、当協会のために長年講座で指導を仰いでいる関孝弘氏を招へいして、その透徹された響きの美しさを楽しむ貴重な機会となった。

 「子どものための音楽会」は、2019(令和元)年第9回より第11回まで1年おきに実施してきた。(2022(令和4)年より「ピアノの先生たちの音楽会」と名称を変更して、「子どもさんも大人の方も皆様に来場していただき、楽しいひと時を過ごしていただけるような時間にする」ことを目指している。)

 郡山市音楽連盟主催の「器楽の祭典」には、第1回目から参加している。

 新型コロナウイルス感染症の影響で、2021(令和3)年は講座もできなくなり、演奏会も中止と何もできない年だったため、会員たちで教材の勉強をしたり連弾の練習をしたりしてきたが、近いうちには中央の専門家を招いての講座を計画し、充実した会の発展を願い活動していきたい。