郡山市の土地利用の推移を表1に示した。本冊の対象時期である2012(平成24)年から2021(令和3)年の間の変化はあまり大きなものではない。面積が増加しているのは「宅地」と「雑種地」「鉱泉地等」だけでその他の種目はすべて面積を減らしている。それぞれの比率を百分比で見ると、宅地7.9%(2011(平成23)年比0.4%増)、田13.9%(同0.2%減)、畑6.7%(同0.4%減)、山林41.8%(同0.1%減)、原野6.2%(同0.2%減)、雑種地2.1%(同0.3%増)、鉱泉地等21.5%(同0.1%増)となっている。
最も多く増加しているのは宅地で、約280haの増加となっている。これは郡山の都市拡大が続いていることを示している。しかし、その面積はあまり大きなものではなく、都市拡大は限定的になっていると考えられる。この背景としては、2017(平成29)年以降、郡山市の人口が減少局面に入っていることがあると考えられる。土地利用に関しては、その変化は今後も限定的な動きにとどまるものと考えられる。
総数 | 宅地 | 田 | 畑 | 山林 | 原野 | 雑種地 | 鉱泉地、池沼、牧場等 | |
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2011(平成23)年 | 75,706 | 5,710 | 10,637 | 5,353 | 31,681 | 4,786 | 1,336 | 16,203 |
2012(平成24)年 | 75,706 | 5,719 | 10,625 | 5,338 | 31,674 | 4,776 | 1,344 | 16,230 |
2013(平成25)年 | 75,706 | 5,737 | 10,610 | 5,323 | 31,647 | 4,763 | 1,364 | 16,262 |
2014(平成26)年 | 75,706 | 5,768 | 10,606 | 5,301 | 31,641 | 4,736 | 1,376 | 16,278 |
2015(平成27)年 | 75,720 | 5,801 | 10,589 | 5,264 | 31,645 | 4,737 | 1,394 | 16,290 |
2016(平成28)年 | 75,720 | 5,833 | 10,572 | 5,249 | 31,634 | 4,731 | 1,415 | 16,286 |
2017(平成29)年 | 75,720 | 5,868 | 10,550 | 5,210 | 31,623 | 4,716 | 1,450 | 16,303 |
2018(平成30)年 | 75,720 | 5,911 | 10,537 | 5,172 | 31,674 | 4,674 | 1,484 | 16,268 |
2019(令和元)年 | 75,720 | 5,956 | 10,514 | 5,151 | 31,637 | 4,669 | 1,528 | 16,265 |
2020(令和2)年 | 75,720 | 5,971 | 10,512 | 5,123 | 31,629 | 4,668 | 1,547 | 16,270 |
2021(令和3)年 | 75,720 | 5,992 | 10,516 | 5,071 | 31,620 | 4,669 | 1,581 | 16,271 |
出所:『郡山市統計書』郡山市政策開発部政策統計課 |