(8) SDGs教育

 2020(令和2)年から郡山市立学校全校で始まったSDGs教育は、学校のグランドデザインの中に位置づけられ、教育課程の中で各教科や総合的な学習の時間の中で行われるようになった。小学校では、17の目標を学校生活の中で掲示をしたり、郡山市役所のきらめき出前講座や外部講師を活用して内容の理解を深めたりする学習が行われた。総合的な学習の時間の中で、ごみゼロ活動やリサイクル・リユースに関する内容を学習したり、地球温暖化やエネルギー教育に取り組んだりする学校もみられた。中学校では、生徒会活動や専門委員会の中で何ができるかを考えて取り組んだり、現在取り組んでいる活動がSDGsのどの活動に当てはまるかを考えて取り組んだりする事例が見られた。これまで取り組んできた家庭と連携した資源回収やリサイクル活動をSDGsと関連付けて取り組む事例もあった。総合的な学習の時間の中でSDGsについて話し合い、各学級でテーマを決めて取り組み、自分自身の生活や態度を振り返る機会としている実践もみられた。

(目黒 康二)