1.旧福島県尋常中学校本館(きゅうふくしまけんじんじょうちゅうがっこうほんかん)

 

国指定重要文化財(建造物) 昭和52(1977)年6月27日指定

日本遺産構成文化財

所在地郡山市開成五丁目25番63号
所有(管理)者名安積歴史博物館
アクセス郡山駅前からコスモス循環大槻行き、静団地行き安積高校下車徒歩2分
開館AM9:00~PM4:00 ※休館日あります
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 福島県議会は1886(明治19)年4月の中学校令変更に伴って、福島・平・若松の3つの中学校を一県一中学校の原則に基づく福島中学校に統合、福島県尋常中学校として再編されました。その後、県立中学校を郡山の桑野村に移し新校舎を建設する旨の決定を致しました。新しい校舎は1889(明治22)年3月に竣工しましたが、そのとき本館として建てられたのがこの建物です。その後、安積高等学校本館として永く使われてきましたが、現在は安積歴史博物館となっています。

 この建物は木造2階建の本格的洋風建築で、正面に設けられた2階建の玄関ポーチや上げ下げするバランス窓などに、その時代の尋常中学校建築の特徴が良くあらわれています。

 平面は中廊下式で、1階には職員室・事務室・応接室・小使室・特別教室が設けられ、2階には一般教室と東端の講堂が設けられました。1900(明治33)年には東側1教室分が増築され、講堂も2教室分であったのが3教室分に拡張されました。その結果、現在、東側のほうが西側より1教室分長くなっています。建築面積は1154.8㎡です。

日本遺産構成文化財

 明治22年(1889)年に福島県尋常中学校として完成。当時桑野村は開拓事業により急速に発展しており、また、農民による土地の寄附や無償労力奉仕の申し出なども後押しし、この地に建てられたといわれています。当時の福島県下では最も進んだ洋風建築であり、創建された場所に当時の面影を残したまま現存している日本でも貴重な学校建築物です。

ちょっとブレイク

『朝河桜』って知ってる?

現在の安積高等学校に「朝河桜」という木が残っています。これは、当時学生だった朝河貫一が英語の辞書の暗記を思いたち、辞書の1頁を暗記すると、それを破いて食べてしまい卒業のときに残った表紙を桜の根本に埋めてしまったといういい伝えになっているんだよ。