14.石造浮彫阿弥陀三尊塔婆(円寿寺)(せきぞううきぼりあみださんそんとうば(えんじゅじ))

 

市指定重要文化財(考古資料) 昭和33(1958)年5月14日指定

所在地郡山市小原田一丁目9‐14
所有(管理)者名円寿寺
アクセス郡山駅前から旧国道経由東山霊園行き、旧国道・須賀川経由六軒行き、小原田一丁目下車徒歩4分
「郡山市の文化財」マップで位置を見る

 円寿寺本堂前の庭園に北を向いて立っています。この地方産出の凝灰岩で造られたもので恵心僧都式の来迎三尊供養塔です。

 この塔婆は、現在の奥州街道(旧国道4号線)が整備される以前の阿武隈川岸に通じていた道路に建っていたものを円寿寺に移したものと言われています。

 惜しいことに欠損して、碑面に縦割を生じているため、阿弥陀如来は肩部から上部がありませんが、来迎印を結んでおり光背の跡も確認できます。勢至菩薩は合掌して腰をかがめており、観世音菩薩は座って手に蓮台を持っています。衣紋の流れ、宝瓶及び化仏の面影も残っています。厨子、寺院と三尊仏を左右に配した構図も面白く、周縁は台形に彫りくぼめて刻まれ、像と周縁の高さは同じです。

 年号はありませんが、鎌倉時代初期のものと思われ、その図柄は特異です。

ちょっとブレイク

八幡丹下の主は大蛇?

昔、小原田山に八幡丹下と呼ばれる赤渋が湧く谷がありました。ある日その近くで草刈りをしていると、谷底からモヤが湧き出し、ふと見ると大きな橋が架かり、連れていた子馬が吸い寄せられるように橋を渡り始め、その瞬間、橋が大蛇に変わり子馬を飲み込んでしまったそうです。