15.石造浮彫阿弥陀三尊塔婆(熊野神社)(せきぞううきぼりあみださんそんとうば(くまのじんじゃ))

 

市指定重要文化財(考古資料) 昭和33(1958)年5月14日指定

所在地郡山市本町一丁目18
所有(管理)者名熊野神社 (問合せ)郡山市文化スポーツ観光部文化振興課
アクセス郡山駅前から徒歩10分 ※見学自由
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 本町の熊野神社の境内に、参道入口に向って立っている凝灰岩で加工した来迎三尊供養塔があります。

 全体の形は、長方形を横にした平たいもので、表面は周縁から凸型に彫りくぼめて阿弥陀如来、観世音菩薩及び勢至菩薩の三尊像を半肉彫りに刻んでいて、凸の周縁の厚みと像の厚みは等しくなっています。

 図柄は恵心僧都式で、脇侍二尊(観世音菩薩と勢至菩薩)が膝をかがめた姿をして雲に乗っている、いわゆる飛雲来迎図です。光背、飛雲は剥離して判然としませんが、痕跡を認めることができます。

 凸型に彫りくぼめたのは、仏像を納める厨子を表現していると思われ、横に広く高さが低い特徴があるのは、関東地方の流れであることがうかがわれます。

 このような形は、関東地方で盛んとなり東北地方に浸透して鎌倉時代末期まで盛んであったと言われていますので、制作年を記した彫りはありませんが、鎌倉時代の作と思われます。

ちょっとブレイク

陣屋の名前の由来は?

江戸時代、郡山は二本松藩丹羽光重10万7千石の藩領でした。丹羽氏は藩を10組に分け、それぞれに代官(郡奉行の下にあって司法や行政を担当する人)を置いて支配し、その代官所を『陣屋』と呼んでいました。駅の西口にある繁華街・陣屋は昔、代官所があった場所です。