35.木造薬師如来坐像(もくぞうやくしにょらいざぞう)

 

市指定重要文化財(彫刻) 昭和43(1968)年3月13日指定

所在地郡山市逢瀬町夏出字舘下16
所有(管理)者名夏出区 (問合せ)郡山市文化スポーツ観光部文化振興課
アクセス東北自動車道郡山南インター出口からから車で約20分
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 寄木造りで、高さは130cm、膝の幅は120cmあります。

 おおらかな温顔に、ガラス玉の白毫がはめ込まれています。右手の印相は人々の不安を取り除く施無畏印、左手に薬壷を乗せています。衣は通肩の形にまとい、裳を付けています。両肩から胸に流れる衣と結跏趺坐の両足をおおう裳の襞は、木目の紋様を生かして、深く彫られています。

 大胆に鉈が用いられており、逞しさと親しみを感じさせる、いかにも地方の仏師の手による仏像といえます。

 『相生集』に、「山本氏聞書」として、圓福寺に薬師仏があり、「運慶の作。昔盲人ありて、此の仏を起こし、其の利生によりて目あきたるよし、其盲人の持ち来たりし琵琶あり」と記されています。

 圓福寺はすでになく、薬師堂を遺して、その跡地には、かつての夏出小学校が建てられていました。

 杉材を用いた素木の珍しい仏像です。

ちょっとブレイク

滝の弘法清水は今も健在

弘法大師がこの地を訪れた際、ある老婆に水を所望したところ、遠くまでわざわざ汲みに行ってくれたことに感謝し、普段から水に困っている村人のために清水を授けてくれたという伝説が残っています。その清水は今も健在で、『滝の弘法清水』と言われています。