89.絵馬 神馬図(えま じんめず)

 

市指定重要有形民俗文化財 昭和52(1977)年5月11日指定

所在地郡山市西田町丹伊田字宮作239
所有(管理)者名鹿島大神宮
アクセス郡山駅から車で約30分
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 鹿島大神宮に保存されているこの神馬図絵馬は、縦51cm横90cmの家型で、画面中央には2人の神官が曳く神馬を配し、右上に神馬を奉納した神社の鳥居と拝殿の一部が描かれています。剥落が進み一部不明な点はありますが、画面上部には雲がたなびく松林を、右下には松の木が描いてあります。画面の左端に「弘治二丙辰年九月吉辰」と奉納年月が明記されています。九月吉辰とありますから、あるいは秋祭りを祝して奉納したのかも知れません。

 1556(弘治2)年奉納のこの絵馬は、福島県内で現存する最古の絵馬です。絵の構図や描写から見て絵馬絵師の描いた絵馬であると見られますが、年号は後から奉納者によって書かれたものと推測され、その書体から一般庶民の奉納になるものと思われます。

 同絵馬は県内最古の絵馬であるばかりでなく、中世における絵馬奉納という庶民信仰を知る上で極めて貴重な絵馬です。

この他、ここには…

ちょっとブレイク

東荒井の井戸は長寿の水

西田町丹伊田には「東荒井の井戸」と呼ばれる井戸があります。この水は長寿の水と言われ、また、どんな時でも涸れことがないそうです。しかし、ケガレ事に使うと災いがあると伝えられているので、昔の戒めを守り、今でもケガレ事には使っていないそうです。