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解題・説明
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富田町の精密機械会社を西に行くと丘陵があり、その端に椿の大木を背に、南に面して立ててあります。 凝灰岩を丁寧に加工した来迎三尊供養塔です。 全体の形は長方形で、碑面は凸型に周縁から彫りくぼめ、その枠の中に阿弥陀三尊を半肉彫に浮き出しています。 図柄は恵心僧都式の飛雲来迎の姿で、蓮華台を踏んでいる足の形の良さ等は見事であり、光背、飛雲、、衣紋の流れ、さらには蓮華台、観世音菩薩が捧げ持っている黄金台か紫金台の花弁の一片一片等は、はっきりとして生き生きとした感じを与えてくれます。 周縁の左上方肩部に「弘安八年九月廿三日」、右側に「為比丘尼聖霊也」の文字が刻まれています。 なお、1286(弘安8)年は、鎌倉時代の後期で、弘安の役の4年後です。
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