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解題・説明
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2個の台石(これは後に補ったものです)を持ち、自然石と思われる凝灰岩を薄手に加工したもので、一石に2個に塔婆型の枠を刻み、それぞれに異なる種類の種子が彫ってあります。 上部は平らな姿をしており、塔婆型には二条の切れ込みがあります。碑面は剥離が激しく、割れ目も二条程あってセメントで接合してあります。 文字は一部不鮮明であり、種子は頭部二条の切込み下の身部に浅く刻まれています。左側の種子は「ア」と読むことができ、胎蔵界大日如来を表すものです。右側の種子は上下とも一部剥離していますが「バン」と読め、これは金剛界大日如来を表します。 双式塔婆は鎌倉末期から発達したもので、一般の塔婆の分布と同様に広がりました。 双式塔婆は主として、夫妻の逆修塔として考案された塔婆で、ほとんどが供養者自ら造塔しているものが多く、供養時期は主として、春秋の彼岸が多いと言われております。 逆修とは、生前に自分の死後のために仏事を修めることです。
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