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解題・説明
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青松浜の湖水ばたに聳え立つ赤松の古木です。その下枝は大きく腕を伸ばして、湖岸道路越しに湖水の水を汲もうとするかのようです。高さは15m、磐梯おろしに耐え抜いた幹肌は荒々しく、枝張りは17mにも及びます。 樹齢は250年。江戸時代の中頃に、会津領と二本松領の藩境の目印として植えられたものと考えられます。 藩境を村境とする横沢と中地は、戦国時代の1523(大永3)年に、舟津山の境界をめぐって争うことがありました。それは、潅漑用水と田圃に踏み込む刈敷肥料、薪炭・建築・造船等に用いる木材を得るための山野・河川への需要が高まるなかで発生したものでした。 村境は、黒川(会津若松市神指町)に住む領主の蘆名盛舜の裁定によって確定しますが、盛舜から横沢殿に渡された「舟津山堺証書」が『松藩捜古』に採録されています。
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