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解題・説明
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飯盛寺は元和の頃(1615~1623)斧山和尚が中地と舟津の境、飯が森にあったものを現在地に移し、そのとき和尚が自ら屋敷木としてコウヤマキを植えたといわれています。 コウヤマキはスギ科に属し、日本の中部山岳地特産の一属一種の常緑針葉樹です。 この木は飯盛寺前の旧寺跡にあり、樹高23m、胸高直径120cmで、スギの木立の中にあり樹勢もおう盛です。 コウヤマキは寒冷地では標高500mが限界といわれていますが、この木は、その地理的限界に成育しており、推定樹齢は350年です。 高さ5mのところから幹が分かれ、その枝先に3本の枯れがみられますが、これは過去の冠雪や寒風害が原因とみられ、地理的限界の環境状態を観察する良い例であり、植物学的に、また分布上からも極めて価値の高いものです。
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