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解題・説明
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上行合人形は、各部が別々に保存されており、頭50、胴16、手39、足32、衣装181、小道具40、楽器、幕、その他10、総点数368点です。頭の構造は、文学系と淡路系(鉄砲遣)の両方が交じっています。 この人形を使っての人形浄瑠璃がこの土地へ伝わった年代はわかりませんが、江戸時代末には盛んであったといわれ、明治末年まで興行されていました。現在の保存箱には1854(安政4)年の銘があります。多くは村内で行われましたが、近郊から頼まれ、出かけることもありました。大正時代に入ると興行する人も少なくなり、1906~1907(大正4~5)年を境に廃絶しました。 人形は水戸の縫左衛門という人が売りにきたついでに使い方も教えてくれたといわれ、また、年代は文化年間頃(1804~1818)という伝承もありますが良くわかりません。関下(現在の須賀川市)と合同で行ったのは明治末のようです。 上行合人形は、関下のものと非常に似たものも多く、いずれも江戸後期のものと思われ県の重要有形民俗文化財に指定されている日和田町の高倉人形と同類のものです。
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