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解題・説明
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中田町黒木の山合いの目立たない丘の上に忘れられたようにひっそりと立っています。 この付近では俗に「五輪塔」と呼ばれていました。もと、丘の上にはお堂があったと伝えられ、それにまつわるいくつかの伝説があり、この塔の立つ丘の上の畑地と1段上の丘には、小堂が建っていたらしく、平地になっています。 塔礎は厚く、石質はすべて硬質凝灰石と思われますが、この付近で産出したものではないと思われます。初層の4面には、それぞれ梵字が刻まれています。第3層は塔身・塔笠ともゆるんで、そのほかの損傷も多いのですが、後で補ったところや紛失したところもないと思われ、本来の3層塔です。銘(年号などの彫)や記録など一切見あたりませんが、塔笠の勾配が急で素朴な感じを備えているところから、鎌倉時代初期のものとみられます。
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