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解題・説明
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常林寺観音堂の水月観音像です。蓮華座に坐して、片足を組む半跏の姿勢をとっています。 左右の手が裏返しになっていますが、この像が如意輪観音と言い伝えられてきたために、1700(元禄13)年か1717(享保2)年の修理の時、持物を持てるように掌を上にして取り付けたものと思われます。この時、台座と光背が変えられますが、もとの台座が岩をかたどった磐石座に作られてあることから、岩上に坐すともされる水月観音であることが分かります。 像高92.5cmの寄木造りで、玉眼がはめ込まれ、彩色が施されています。大きく結い上げられた宝髻、沈潜する人間的な相貌、両肩から腹、膝、足へとゆるやかに流れる衣紋。左手を脇に付き、右足を屈して安座する、その親指に一点の反りをもたせて静中の動を示すなど禅味豊かに作られています。南北朝時代から室町時代初期にかけての製作と考えられています。
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