年寄

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宿場の年寄役は、往還向の諸業務を統括する問屋を補佐する役人で、越ヶ谷町から五人、大沢町から六人が選ばれ、二名ずつ交代で当番勤めをした。大沢町では宝永年間(一七〇四~一一)までは、年寄役を一〇名選び、役料なしで順番勤めであったが、その後定員を六人に定め、伝馬役一軒分の役引のほか、一年に一人金四両二分の役料に定められた。越ヶ谷町では、本町・中町・新町とも同じく伝馬役一軒分の役引のほか、金五両の役料が支給される定めであった。