郡農会の成立

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南埼玉郡農会の成立は三十一年一月十六日である。この創立総会までの創立準備委員には郡南部より深井七郎兵衛(川柳)、井出庸造(出羽)、中部より関根富士太郎(武里)、上村政敏(岩槻カ)、北部より本多長五郎、加村竹二郎らが選ばれていた。創立後の三月十日に開かれた郡農会では郡農事試験場管理規程、郡農会役員および農芸委員などが決定されている。明治三十三年当時の郡農会長は郡長倉林庫十郎、副会長は滝田文右衛門(増林)、参事は浅見伝蔵(蒲生)、評議員は中村悦蔵(出羽)、本多長五郎(鷲宮)らであった。