庚寅倶楽部

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これら選挙を通じて対立し提携した郡内の、同じ政友会系の団体に庚寅団体がある。南埼玉郡北部を中心とするこの団体は、すでに二十三年九月に結成され、正式には南埼玉郡庚寅倶楽部と称していた。高橋荘之丞(鷲宮)、飯野喜四郎(蓮田)らのほか三十四~二十六年の越ヶ谷・大沢町組合の町長代理をつとめた佐川重作らが中心となっていた。三十七年二月には甲辰倶楽部と改称し、高岩忠恩寺(現白岡町)で開会式を行なっている。このとき〓世倶楽部を代表して出席したのは小林信左衛門(出羽村、埼玉新報記者)、金子勝也(越ヶ谷町、弁護士か)の二人である。