自・小作別住民構成

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桜井村大正元年度の自作・小作別反別は、田の自作地が五五町歩、小作地が二五六町六反歩、畑の自作地が三六町歩、小作地が一三五町八反歩、また同年度の蒲生村の自作地は田で六七町七反歩、畑で一二町四反歩、これに対し小作地は田で二三四町三反歩、畑で二七町歩でありいずれも小作地が圧倒的に大である。

 さらに自作・小作別専業兼業の数を桜井村でみてみると、自作農三二戸のうち専業農家は二五戸二五〇人、工業兼業は五戸一〇人、商業兼業は二戸三人である。自作兼小作農一六二戸のうち、専業農家は一二〇戸四八〇人、工業兼業は二一戸三五人、商業兼業は二一戸二五人である。小作農二〇六戸のうち専業農家は一四七戸九三三人、工業兼業は二五戸四五人、商業兼業は三四戸三四人となっている。また同年の蒲生村自作小作の数は、自作三七戸、自作兼小作九〇戸、小作二四二戸であるが、農作を本業とするものがそのほとんどを占めている。ちなみに同村大正五年の自小作数をみると、自作三二戸、自作兼小作八〇戸、小作二八一戸となっており小作農の増大傾向がみられる。