不安定兼業の増大

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兼業労働力の八〇%前後は雇用労働力となっているが四十~四十五年で雇用兼業のうち、それぞれ五六・五%、五〇・九%が恒常的賃労働勤務であり、二五%前後が恒常的職員勤務である。しかし、この間の変化として人夫・日雇いが実数にして二一〇人、雇用兼業農家総数にしめる割合では一三・九%から二四・三%へ約一〇%増大している。このことは、この時期、兼業化した農家の雇用先がけっして安定的なものではないことを示している(第14表)。

第14表 兼業種類別農家数
総数 雇用兼業農家
恒常的職員勤務 恒常的賃労働勤務 出稼ぎ 人夫日雇 自営兼業農家
Ⅰ兼 40 1,507 341 850 81 235 145
45 1,124 285 537 6 296 102
Ⅱ兼 40 873 256 494 28 95 316
45 1,098 259 594 1 244 495
総計 40 2,380 597 1,344 169 330 461
45 2222 544 1,131 7 540 597
(35) (1,883) (429) (1,128) (24) (302) (596)