越谷商業の特徴

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最近の従業員数別にみた、規模別商店数(第32表)をみると四十五年には従業員数一〇人以上の商店は七一、四十七年では一〇〇、従業員数一〇〇をこえる商店が四十五年では一、四十七年では三存在している。

第32表 45,47年規模別商店数
1~2人 3~4人 5~9人 10~19人 20~29人 30~49人 50~99人 100人以上 合計
桜井 45 47 19 5 3 2 76
47 92 37 10 6 1 2 148
新方 45 20 6 1 27
47 31 9 4 44
増林 45 75 13 6 2 96
47 78 18 7 1 104
大袋 45 112 47 20 1 1 181
47 139 58 21 5 2 225
荻島 45 29 9 2 1 41
47 39 19 3 1 62
出羽 45 69 33 18 7 1 1 129
47 64 35 23 5 2 1 1 131
蒲生 45 268 134 62 10 1 2 1 478
47 317 162 66 16 2 2 1 566
大相模 45 53 13 15 3 84
47 52 13 14 6 85
越ヶ谷 45 244 156 82 14 5 2 1 504
47 273 182 93 24 4 2 3 581
大沢 45 130 70 23 8 3 1 235
47 128 66 23 9 2 1 229
北越谷 45 81 25 4 1 111
47 88 28 4 1 121
川柳 45 11 5 2 18
47 9 7 1 17
45 1,139 530 240 50 10 6 4 1 1,980
47 1,310 634 269 74 13 8 2 3 2,313

 この他に最近の越谷商業の特徴をあげるならば、飲食店がきわめて多いことである。飲食店は店数で三十七年から四十七年の一〇年間に実に六・一倍に増加している。四十八年の種別をみると、もっとも多いのが中華料理屋で九五店、すし屋の五七店、そば屋の五四店、一般食堂の四一店、喫茶店の三一店、バー・キャバレーの三〇店、日本料理屋の二九店、酒場・ビヤホールの同じく二九店、西洋料理屋の一七店、割烹店の八店という順になっている。そしてその売上げ高は、三十九年に二億七九五四万余円であったのが、四十七年には二六億九四〇六万円と八年間で十倍弱の増加を示している。ここでは入口増による利用者の増大とともに急激な都市化にともなう地価の増大、土地代金の地元への流入による一部の地元住民の生活の奢侈化をあげることができる。飲食店の種別構成にはそうした傾向を十分にうかがわせる。