例言

一 本書は越谷市史編さん室所蔵文書のうち西方村の「旧記」を収めた。ただし紙数の都合により「旧記」全

  五冊のうち(一)(二)(三)の三冊を収録し、これに若干の解説を付した。

一 原書中の漢字は原則として当用漢字を用いた。

一 異体文字・略体文字は正字に改め、当時慣用された変体仮名も平仮名に改めた。このうちゟ(より)・江

  (へ)・并(ならびに)・〆(しめ)・〻(々)そして片仮名は旧体のままとした。

一 当時慣用の宛字はそのままとし、明らかな誤字は正字に改めた。ただし確かでない文字に限っては、編者

  が「カ」あるいは「ママ」との注記を右傍に付したときもある。

一 表敬の闕字あるいは平出は一字あけとした。

一 朱書や貼書・下げ紙などは、そのつど「 」で囲みその旨を右肩に注記した。

一 原書の虫喰いや破損個所は□でその字数を示し、字数の不明なときは[]でこれを示した。

一 史料を読みやすくするため、本文中に読点と並列点を適宜に付した。

一 本書の編集構成ならびに解説は本間清利が担当した。また史料の転写ならびに校正は藤咲婦美子、森田茂

 がこれに当り、総括的な校正や割付けは本間清利が当った。