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常陸此九箇国紺屋藍瓶役事、任天正廿年二月朔日紺屋

頭土屋五郎右衛門頂戴之御朱印之旨、城付之領地除之

其外藍瓶壱ニ付て米壱斗宛雖令収納来、当時依為米高

直自今以後は相定鳥目弐百文宛訖、但江戸町中并下総

国内佐倉領は所令配分同役頭土屋右衛門也、其外は於

右之国〻藍瓶役五郎右衛門可進退之、江戸近辺三里之

内は毎歳霜月中彼鳥目五郎右衛門所江致持参可納之、

三里之外は差遣手代可収納之、東叡山増上寺両門前ニ

紺屋人数定之分は不及出役銭、此外は至于　御朱印所

之寺社領迄可出之、若於有難渋之族は連達奉行所江可

受其旨者也

　　寛文八戊申年十月廿六日　内膳正

　　　　　　　　　　　　　　但馬守

　　　　　　　　　　　　　　大和守

　　　　　　　　　　　　　　美濃守

　　　覚

江戸町中下総国之内佐倉領紺屋藍瓶役之事雖載天正廿

年二月朔日紺屋頭土屋五郎右衛門頂戴之　御朱印、今

配分于同役土屋右衛門●藍瓶壱つニ付て米壱斗宛致収

納来処、当時為米高直之間自今以後は所相定鳥目弐百

文宛也、然は右之鳥目江戸中は毎歳十一月中右衛門処

江令持参可納之、佐倉領は差遣手代是亦十一月中可収

納之、若於有難渋之族は達奉行所可請其旨者也

　　寛文八年戊申十月廿六日　内膳正

　　　　　　　　　　　　　　但馬守

　　　　　　　　　　　　　　大和守

　　　　　　　　　　　　　　美濃守

　　　　　　　　　　　　　　豊後守

　　　　　　　　　　　　　　雅楽頭