小　前

壱番　田拾三歩　　　村持

弐番　田壱畝弐歩　　同断

絵図

三番　田弐拾歩　　　同断

四番　田六歩　　　　同断

五番　田拾五歩　　　同断

　田合弐畝弐拾六歩

　右見取田麁絵図ニ御座候

　　右見取田弐畝廿六歩は、去寅年出入之節論所堀筋

　　と申場所余歩之地ニ付御取上、銘〻持添之地主へ

　　被下相応之見取米上納可仕趣御裁許ニ被仰渡、勿

　　論去寅年地改之節如此御改も可有之候哉、当卯年

　　ゟ明和六丑年迄弐拾三ヶ年之間年〻見取御検見之

　　節、右小前名寄毛付毛揃反別仕出之麁絵図面共前

　　書之通り相用候処相違無之、依て明和六丑年御検

　　地新高入ニ相成候節地引絵図ニも如斯相用候様子

　　ニて、同丑年山谷名主利左衛門方之御用書留帳ニ

　　写有之ニ付猶又写之置候、末〻可有心得事ニ御座

　　候、勿論御水帳は明和七寅年高入之積り御渡し有

　　之候

明和七寅ゟ御検地新高入ニ成事

　　武蔵国埼玉郡西方村新田検地帳

字古井堀敷跡

　　一下田拾五歩　　長九間三尺

　　　高三升五合　　横三間三尺　　村持

同所一下田壱畝三歩　長弐拾壱間三尺六寸

　　　高七升七合　　横壱間三尺　　村持

同所一下田拾八歩　　長弐拾弐間弐尺四寸

　　　高四升弐合　　横壱間三尺　　村持

同所一下田六歩　　　長三間三尺六寸

　　　高壱升四合　　横壱間三尺　　村持

同所一下田拾八歩　　長壱弐間

　　　高四升弐合　　横壱間三尺　　村持

　　　　右之寄

　　高合弐斗壱升下田反別三畝歩　但石盛七斗

右は武蔵国埼玉郡西方村新田検地依被仰付、六尺壱分

間竿を以壱反三百歩之積り相極者也

　　明和七年寅十二月　御代官

　　　　　　　　　　　　遠藤兵右衛門印

　　　　　　　　　　　　　手代　長沼七右衛門印

　　　　　　　　　　　　　同　　森段次印

　　　　　　　　　　　　　同　　直江良八印

　　　　　　　　　　　　　案内　喜兵衛

　　　　　　　　　　　　　同　　利左衛門

　　　　　　　　　　　　　同　　平　　内

　　　　　　　　　　　　　同　　善太夫

　　　　　　　　　　　　　同　　孫右衛門

　　　　　　　　　　　　　同　　五左衛門

　　　　　　　　　　　　　同　　七郎兵衛

　　　　　　　　　　　　　同　　伝右衛門

　　　　　　　　　　　　　同　　喜左衛門

割字なし表紙共紙数五枚