例言

一 本書には西方村の「触書」●●●の三冊、ならびに蒲生村の慶応四年から明治三年までの三冊の「御用留」

  を収め、これに若干の解説を付した。

一 原書中の漢字は原則として常用漢字を用いた。

一 異体文字・略体文字は正字に改め、当時慣用された変体仮名も平仮名に改めた。このうちゟ(より).江

(へ)・幷(ならびに)・〆(しめ)・〻(々)そして片仮名は旧体のままとした。

一 当時慣用の宛字はそのままとし、明らかな誤字は正字に改めた。ただし確かでない文字に限っては、編者

  が「カ」あるいは「ママ」との注記を右傍に付したときもある。

一 表敬の闕字あるいは平出は一字あけとした。

一 朱書や貼書・下げ紙などは、そのつど「 」で囲みその旨を右肩に注記した。

一 原書の虫喰いや破損個所は□でその字数を示し、字数の不明なときは[ ]でこれを示した。

一 史料を読みやすくするため、本文中に読点と並列点を適宜に付した。

一 本書の校正割付ならびに解説は本間清利が担当した。