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　 ○ 貞享二丑年

　　 (朱書)

　　「秋葉祭有来神事祭弥軽可致、新規之祭礼無用之

　　　趣御触」

　　　　覚

一今度於遠州秋葉祭と申ならハし、在〻村次ニ道渡、

　未〻ニてハ人多集他国迄送之不届之仕形ニ付、御仕

　置被仰渡候事

一於国〻所〻向後新規之祭礼無用候、無拠子細有之ハ

　寺社奉行衆江可被相伺事

一有来神事祭礼無懈怠如前之弥軽可執行事以上

　　十一月

　如此御書付出候間写遣之条披見之上可得其意候以上

　　十一月十一日　国 半 兵 衛

　　　　　　　　　佐六右衛門

　　　　　　　　　大 備 前 守

　　　　　　　　　松 隼 人 守

　　　　　　　　　彦 伯 耆 守

　　　　　　　伊奈半十郎殿