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　 ○ 貞享四卯年

　　 (朱書)

　　「病馬を捨不届之至ニ付、死罪ニも可致候所流罪

　　　ニ被仰付候御触」

　　　　覚

　生類あわれみの儀ニ付最前書付を以被仰付候所ニ、

　武州寺尾村同国代場村之者病馬捨之不届之至候、死

　罪ニも可被仰付候得共、此度ハ先命御たすけ流罪被

　仰付候、向後相背ニおいては急度曲事ニ可被仰付候、

　御領ハ御代官私領ハ地頭ゟ前方被仰出候趣弥堅相守

　候様可申付者也

　　卯四月