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　 ○ 貞享四卯年

　　 (朱書)

　　「荷物積候舟ニ極印有之、不積舟ニ極印無之紛敷

　　　ニ付向後川舟不残極印可致御触」

　　　　覚

　面〻所持致川舟之儀、荷物を積候舟ニハ川舟奉行方

　迄改之極印打之、荷物不積舟ハ只今迄不相改極印不

　打ニ付紛敷候て、商売舟之改にも障り候間向後川舟

　之分不残舟奉行へ相達、極印打可申者也

　　卯二月

　如此御書付出候間写遣候条被得其意、支配之内極印

　無之舟共有之おゐてハ、向後川舟衆方ニて極印請候

　様ニ可申付候已上

　　十二月五日　荻 原 彦 次 郎

　　　　　　　　小菅伊右衛門

　　　　　　　　佐野六右衛門

　　　　　　伊奈半十郎殿