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　 ○ 元録弐巳年

　　 (朱書)

　　「飼鳥之類犬猫喰殺し又ハ疵付候ハゝ御支配江届、

　　　野鳥之分は御鳥見衆江可届御触」

　　　　覚

　在〻町〻共手前ニ飼置候鳩雞あひるなとを犬猫喰殺

　し、又は疵を付候様成儀有之ハ、先此方へ注進致指

　図を請可申候、無差図前〻御鳥見衆中江申上候儀無

　用可致候、不及申候得共野辺之分は只今迄之通り、

　御鳥見衆中と此方へ手分ケ致早〻注進可致候以上

　　巳正月　　伊　半十

　右被仰渡候趣得其意奉畏候以上

　　巳正月廿五日　　入 長 兵 衛