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　 ○ 元禄十五午年

　　 (朱書)

　　「生類憐仁愛心深く相慎候様御触」

　　　　覚

　先達ても被仰出相触候通諸人仁愛之心有之、生類あ

　われみ之儀度〻被仰出候通常〻大切ニ相守、仁愛之

　心相たしなミ第一生類あわれみ申様ニ又候御書付出

　候間、向後弥以仁愛之心有之生類あわれみ申候様堅

　可相守候、若相背候もの有之候ハゝ急度曲事ニ可申

　付者也

　　午十月