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　 ○ 宝永二酉年

　　 (朱書)

　　「一位様御逝去ニ付、鳴物普請相止火之元入念可

　　　申御触」

　一位様御逝去ニ付鳴物普請相止、火之元入念可申付、

　惣てさわかしき儀無之様ニ急度可申付候、尤鳴物普

　請等御免之節ハ追て可申触候間、夫迄ニ停止ニ可申

　付候、此旨地借店借出居衆水呑召仕等迄相守候様ニ

　急度可申付候者也

　　酉六月廿三日　　半　左